2010年2月5日金曜日

優先順位

今日も前回のブログに書いた
ジェームズ・クレイマーのお話をご紹介します。

留守番電話にアイデアを吹き込んだことが、
大成功をするきっかけになったあの彼です。

以下は彼が彼の友人に宛てた手紙です。

「昨日はひどい一日だった・・・

多くの災難がすべて同時に私のところへ降りかかってきました。

最近、私の所有する株価が下がってきているので、
巻き返しを図ろうと自分が運営するウェブサイトの
CMを製作することにしたのです。

昨日はその撮影日でした。

午後2時にメイクをしてもらい、ネクタイを結んでもらいながら、
私は2台の携帯電話と、目の前のパソコンを使って
取引先と連絡を取っていました。

そこに突然、妻からの電話がかかってきました。

娘が脱水症状を起こした。大至急病院に運ばなければならない、
というのです。

私は妻にいいました。

「もちろんすぐに駆けつけたいが、
30人のスタッフが撮影の準備をしてくれているし、
他にも今2つの会社と携帯電話で連絡をとっているから無理だ」、と。

妻は、「わかったわ」、と電話を切りました。

そのときある言葉が私の脳裏をかすめました。

有名なテレビ司会者のビル・グリフェスという人が
月曜にテレビで言っていたことです。

ビルはいつも人が笑える話をするのですが、
その日は珍しく真面目な話をしました。

「ビジネスはしょせんビジネスです。

上手くいくときもあれば悪いときもある。

今ビジネスが上手くいってなかったとしても、いずれ成功の機会はやってくる。
しかし、家族、人生、というものは別です。
一度失ったものは戻ってこない」、と。

私は直ちに妻に電話しました。

撮影は中断する。いくら損害が出ようと構わない。
今すぐ車に乗って駆けつける、と。

20分後私が病院に到着すると、
娘が私を呼ぶ声が病院に響き渡っていました。

娘は言いました。

「お父さん、この人達が腕に痛いものを刺すの!
どうして止めてくれなかったの?」

「それはお医者さんがお前を元気にするためにしてくれたことなんだよ」
と私は娘を慰めました。

娘はさらにこう言いました。

「どうしてもっと早く来てくれなかったの?」

私は深いため息をついて言いました。

「できる限り早く来たんだよ」、と。

その瞬間わたしの胸のつかえが下りました。

嘘はついていません。

私は本当にできる限り早く来たのです。

今、午前5時34分です。
娘はよく眠っており、快方に向かっているようです。
私は今パソコンのモニターと向かい合っています。

今日の損害は取り返す。問題はない。
私は正しいことをしたのです。ありがとう、ビル。

ジェームズ・クレイマー」

いかがだったでしょうか?
もちろん仕事、ビジネスは私達の人生になくてはならない大切なものです。
でも、一度立ち止まって考えてみてください。

あなたにとって本当に大切なものを犠牲にしてはいないかどうか、
ということを。

本当に大切なものは、手放したときにわかります。
しかし、それでは間に合いません。手遅れです。

後悔しない生き方を選択してください。



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