2010年7月23日金曜日

病原菌が入った水、あなたは飲みたいですか?

平です。

暑いですね。日本を離れて
南の島にでも行きたいです。

さて、暑いときは水を飲みたいですよね。

水といえば面白い動画を発見しました。

まずはこちらを見てください。




見れば分かると思いますが、
アフリカの人が飲んでいる泥水を
そのままパッケージして

ニューヨークの自動販売機で売り出して
販売しています。

その名も
“Dirty Water” (汚い水)

マラリア、デング熱、A型肝炎など
様々な病原菌の中から好きな水を
選べます。

もちろん、私は絶対に飲みたくありません。

これは一体どういうことでしょうか?

実はこれはユニセフが行った募金のための
キャンペーン活動です。


ただ募金してください、といっても
お金を払ってくれる人は限られます。

しかし、汚い水を目の前に差し出されて

「アフリカの人はこんな水を飲んでいます」

と言えば、この動画にあるように人々は
水を1ドル出して買うのです。

もちろんそのお金は募金されます。

現金を持っていない人は携帯からも
募金できるようです。

以前にもお伝えしましたが、

ユニセフは募金を募る広告やDMを
出すときには必ず被災地のショッキングな子供の
顔写真を大きく載せるのですが、

今回もそれと同じ戦略です。

「アフリカの人は貧しいので募金してください」
とだけいってもお金は集まりません。

そこで具体的に「アフリカの人は食べ物がなくて
飲み水もなくて病気に苦しんでいます」

と具体的に説明すれば、もっと募金は
集まるでしょうが、

今回はその実物を持ってきたわけです。
これはインパクトがありますよね。

賛美両論は当然あるかと思いますが

人の心を揺さぶらないと

モノは売れません。


売れない商品はクレームすら入りません。

売れる商品とは問い合わせもクレームも
大量に入る商品なのです。

この動画では

“Nobody drank this water”
「誰もこの水を飲まなかった」

“Nobody should”
「本当は誰も飲むべきではない」


と解説した後にアフリカの人たちの
映像を載せていて、

見る人を考えさせる内容になっています。

あなたが売っている商品は、

お客様の心を揺さぶることが出来ていますか?


この「汚い水キャンペーン」、世界中で行えば
かなりの金額が集まると思います。

この汚い水が、日本でも売られる日は来るでしょうか?
もし販売されたら買ってみてください。

でも絶対に飲んではいけませんよ。

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