2010年9月21日火曜日

ビジネスにコピペは使えない

物事を習う上で模倣をするというのは、
重要なプロセスです。

美大生が有名な絵画を模写したり、
ギタリストが好きなバンドの曲をコピーしたりしますよね。

あなたがまだ自分の個性を見いだせていない、
どのような方向に進むか分からない状況においては、

このように先人の模倣をすることは避けて通れない
ことだと思います。

しかし、今の時代、特にビジネスの世界でコピーをする
ということは考えものです。

特にインターネットで簡単にコピペが出来るので
他人の言葉や画像をコピーして使うことが容易に出来ます。


もちろん、著作権の問題もありますが、
何より、何も考えずにマウスとキーボードだけを使って
コピペすることはあなたに何の価値ももたらしません。

本来ならば、ペン使って、筆を使って、ギターを使って、
必死になって努力をしてコピーをするものです。

その過程で、それがどのような仕組みで構成されているのか
作者がどのような気持ちでつくったのか理解できます。


それなしに、コピペをしてしまっては、その工程が
抜け落ちてしまいます。

オリジナルのものをただ眺めて表面をなぞるだけでは
そのものの理解はできません。

苦労しながらも、それを必死に理解しようと努力することで
あなたのためになる実力が身につくのです。

私の会社も海外のビジネスモデルやセールスレターを
模倣するということを行ってきましたが、

それはただ単に海外のものを日本に翻訳しただけでは
ありません。

外国のアイデアが、日本で応用されるならどうすれば
お客さまに反応してもらえるような形になるのか、


必死に考えた上で活用しているのです。

もう一度言いますが、コピペはあなたに何の成長も
もたらしません。

つまり、あなたは永久にコピーする材料を探すはめに
なるのです。

コピーをするというのは成長の過程において重要なことですが、
一生コピーをするだけであなたは満足ですか?

他人があなたのことを模倣するようなものを
自分で創造したいとは思いませんか?

単なるコピペではなく、模倣する対象の意味をよく考え、
影響を受け、それをあなたの血肉にすることが

非常に大切なことだと私は思います。

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