2012年9月10日月曜日

健康おたくの話

"健康おたくの話"


平です、

実は私、『健康おたく』です。

毎日、野菜ジュースをごくごく飲んでいます。

….

最近、こういう事を言う人がいます。

『健康おたくってキモイよね〜。

オーガニックとか野菜中心とかって
正に草食系男子って感じで弱そう。

ベジタリアンが集まる会に顔を出した事が
あるけどみんな顔色が悪くて弱そうだよね。

やっぱり肉をたくさん食べた方がいいと
思うし、オーガニックにこだわるのも
意味が無いよ。汚染された物を食べても
寿命が長い国とかもあるし。

だから健康おたくって意味がないよね。』

という意見が巷で出回り始めています。

私の意見を、一言でいいます。

『何でも極端に偏るのは良く無い。』

それだけです。

何かにハマりやすい人に限って多い
パターンなのですが一度何かに熱中すると
一時期それだけしか見えなくなります。

そしてある一定の時期が過ぎると、次は
全く逆の方向に向かい始めます。

そして最終的に元の自分に戻ります。

例えば、ある人が健康おたくの道に
希望を感じ極端に健康に気を付け始めます。

大体は以下のような道を辿ります。

1)玄米/野菜中心
2)肉は一切食べない
3)オーガニック以外禁止
4)毎回最低100回は咀嚼する
5)一日一食
6)ベジタリアン(菜食)オンリー
7) ビーガン (絶対菜食)オンリー
8)ローフード(生食品)オンリー
9)フルタリアン(果食)オンリー
10)ブレサリアン(空気食/不食)オンリー

ブレサリアンまで到着する人は稀ですが、
大体はベジタリアンくらいまで挑戦し、
そこから方向転換を始めます。

我慢ができなくなり、ついには自分を
抑えきれなくなり、肉を食べ始めます。

そしてそれまで押さえ込んでいた欲求を
爆発させるように暴飲暴食を始めます。

そしてそれを自己正当化させる為に、
「肉をモリモリ食べた方がいいよね!」
とそれまでの逆説を語り始めます。

自信満々に逆説を語り始めます。

これを『振り子作用』と呼びます。

つまり、一つの現実に拘り始めると
必ずその後に逆方向に向かってしまう
まるで振り子のように動いてしまう、

という法則なのです。

こういう事を言うと、これは何か
悪い事のように聞こえますが、実は
すごく良い事なのです。

『振り子作用』はとても重要な過程
なのです。

成功者は特にこの振り子の作用を
たくさん経験している人の割合が多いです。
(皆が皆では無いですが)

逆に、

『私は振り子の作用は経験した事が
あまり無いです。』

という人は、意識してこういう体験を
増やした方が良いとも思います。

すごく貴重な体験となります。

で、

ここで非常に重要なポイントなのですが
『振り子作用』を感じた時、それまでとは
逆方向に自分が向かい始めた時に、必ず
覚えておいて欲しいのは、

『最終的に自分は中心に向かう』

という事を意識しておくのです。

もしあなたが現在、超健康おたくで
完全不食主義を目指そうとしているとします。
しかし、一定期間を過ぎると必ず次は全てを
辞めて暴食主義を貫きたくなる時期が来ます。

そして、その次に少しずつバランスの取れた
現実が見えるようになります。

つまり極端に偏った位置から、少しずつ
中心に近い部分を行き来するようになります。

最終的に最もバランスの取れた中心地点に
自分の居場所を見つける事ができるように
なります。

これを知っておくのはかなり重要な事です。

あなたが今何を信じているかは分かりませんが
必ず考えが変わり始める時が来ます。それを
恐れる必要はありませんし、それに対して
罪悪感を感じる必要もありません。

変化を受け入れて下さい。

今までの考えと全く逆方向に向かい始めても
それを悪い事を考える必要は無いですし、
むしろ心の変化を楽しんだ方が良いです。

全ての物事には『陰』と『陽』があります。

全ての物事にはメリットもあれば
デメリットもあります。

絶対的なポジティブな概念は存在しません。

絶対的なネガティブな概念は存在しません。

全て両極端なエネルギーが存在するからこそ
そこにバランスが生まれるのです。

つまり何を言いたいかと言うと、

『一つの現実に拘り過ぎない』

という事なのです。

それぞれの視点から見て良い事も悪い事も
あります。なので違う考えを持っている人を
攻めたり、バカにしたり、無視したりするのは
勿体ないケースが多いのです。

色々な考え方を学んで、自分なりに
『融合』させて、バランスの取れた現実を
創造するのがとても良いアイデアだと私は
思うのです。

私自身、暴飲暴食をしまくっていた時期も
あります。実際かなり太っていましたし、
色々と健康状態に問題がありました。

その次に極端に健康を意識して激やせしたり
自分を追い込んだりしてストレスを感じていた
時期もありました。

で、現在は丁度良い感じで健康を維持し、
ストレスを発散し、それぞれメリットを
融合させて、ほどよく生きています。

遊び過ぎる事もなければ禁欲し過ぎる事も
無い感じだと思います。

私は今年(2012年)、53歳ですが今までで
一番いい感じの体つきになっています。

筋肉もほどよくついていますし、体調も
良いですし、ストレスも感じていません。

かなり幸せな毎日を送っています。

「分かりました平さん。写真を見る限り
結構いい体していますね。実は羨ましいです。
あなたが実践している健康法を教えて下さい!」

という人がいるかも知れませんので、
とりあえず基本中の基本の部分を紹介します。

また詳しく具体的なテクニックや秘密技術の部分
などはいつか高額で売りつけようと思いますが
今回はベーシック編として公開します。

ベーシック編なので、すでに知っている部分も
多いと思いますが復習として参考にして下さい。

『知っている』と『やっている』には大きな
違いがあります。

どんなに知識があっても実践しない限り
結果は出ません。

基本を固める意味で今回の内容を参考に
しっかりと実践して結果を出して下さい。

それでスタートします。

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1) クオリティーにこだわる
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健康の分野で多くの人がこだわっている部分に

「何を食べるか、食べないか」

という事があります。

例えば、

「肉は食べない方がいいよ!pHを酸性に
傾けるし、便秘の原因にもなるし、汚染も
問題だよ!ベジタリアンが一番ですよ!」

とか

「いや、肉は食べた方がいいぜ。肉を
食べないとウツになると聞いた事があるぜ。
野菜ばっかり食ってると顔色が悪くなったり
筋肉がつきにくくなるぜ。だから俺は
毎日ガツガツ肉を食べるぜ!女にもモテるぜ!」

と言っています。

つまり、「肉を食べるか食べないか」という
テーマに焦点が絞られているのです。

私の意見は一言でいうと、

「何でもバランスよく食べた方がいい。
しかしクオリティーだけはできるだけ
最高の物を選んだ方が良い。」

です。

つまり肉を食べるか食べないか、ではなく
食べる物の『質』を気にするようにするのです。

肉を食べる事でたくさんのメリットがあります。
しかしデメリットもあります。

野菜を食べる事でたくさんのメリットがあります。
しかしデメリットもあります。

実際の話、肉を摂取する事で脳内神経伝達物質の
生産原材料となるアミノ酸などを効率的に
摂取する事ができます。(肉以外の食品などからも
摂取はできますが、効率的という観点から見ると
肉食には大きなメリットがあります)

なので極端に菜食主義にこだわるとアミノ酸が
不足してウツに似た症状を経験する人も出ます。

しかし動物食も過度になるとpHの酸性化
(アシドーシス)や腸内菌の減少(ディスバイオシス)
に作用するケースがあります。

それぞれの食物には様々な栄養素、毒素が
存在しており、それらのバランスが取れた時
人体の生理機能が正常化する方向に向かうのです。

多くの人は知らないのですが、野菜などには
それぞれ必ず毒素が存在しています。

植物は動物と違って素早く
動き回る事ができません。

つまり敵に襲われた時に逃げる手段を
持っていません。

なので彼らは自らの細胞内に毒素を持つ事で
必要以外の生物に必要以上に食べられる事を
避けようとするのです。

(それぞれの植物は異なる敵と習性を
持っていますのであくまでも一般論ですが)

なので必要以上に一定の野菜を摂取し過ぎるのも
実は植物に含まれる毒素を蓄積させる原因にも
なるケースが存在するのです。

多くの人が知らないと思いますので
少しお話しますが実は『薬』と『毒』は
同一語なのです。

多くの人は『薬』は体にいい物。

『毒』は体に悪い物、として
意識していると思います。

が、実は『薬』と『毒』は植物薬理学的には
同一の概念に属しているのです。

(薬理学者でこの概念を理解していない人はもっと
勉強してね。ちなみにですが薬剤師などは、
薬理学の歴史の知識が不足している傾向があります)

話が飛び過ぎるのもアレなので要点を述べますと
つまりは何でも偏ったパターンで食するのは
良く無いよ、という事です。

それぞれの食品にはメリットとデメリットが
存在しますのでバランスよくタイミングよく
食するのが一番安全だよ、という事です。

で、

一番大きなポイントは『クオリティー』を
重視するという点です。

肉を食べたい時は、できるだけ良い肉、
汚染されていない抗生物質や成長ホルモンを
使用されていない餌が穀物に偏り過ぎていない、
病気をしていない強くて若くて元気な牛を
殺してすぐの新鮮な肉を選んだ方がいいよ、

という事です。

「平さん、あんた動物を殺して食べて
可哀想だとは思わないのか?」

という動物愛好家の人もいると思いますが、
植物愛好家の私から言わせると、

「植物を殺して食べて可哀想だとは
思わないのか?」

と訪ねたくなります。

確かに殺して食べるのは可哀想だと思います。
しかし、私達はそれが何であれ命を奪って
何かを食しているのです。

植物も野菜も果物も生きていますが、
それらを殺して食べているのです。

殺すのは可哀想です。が、私達は生きる為に
必ず何かを殺して食べているのです。

大事な事は『感謝』して食べるという事です。

むやみに命を奪って自分の快楽の為に
食べまくるのはヒドいと思います。

しかし私達が生きる上で、そして奪った命を
無駄にしないような生き方をする事で、そして
感謝して食する事でバランスが保てる、

と私は考えています。

ちょっと話が飛び過ぎていますが、とにかく
バランスよく、クオリティーを重視して、
感謝して食する事、

そして奪った命に恥じないような生き方を
する事、がポイントだと思います。

では次、

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2) 一番大切なのは『脂肪』
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これは、かなりの人が知らないのですが
栄養素で一番私達が意識した方が良いのは
『脂肪』なのです。

脂肪の正しい知識、種類、それぞれの作用、
そして選択方法、調理方法など

を正確に理解する必要があります。

ちょっとこれは話せば長くなりますので
今回はこのへんにしておきます。

巷で、中途半端な知識の人が自信満々に
偏った概念を話しているのを見ると
こうやって正確な知識を広める必要性を
感じ始めます。

ちょっと本屋さんで立ち読みした内容を
まるで真実のように語る、なんちゃって
健康おたくやお医者さんが多いので
困った物です。

(実はお医者さんは栄養学的な知識や
薬理学的な知識は十分だとは言えない人が
多いです。。ほとんどのお医者さんは巷で
出回っている内容を参考にしています。。
中には勉強しているお医者さんもいますが)

それでは、またアンコールがあれば
このようなテーマも続けていこうと
思います。

じゃねー!

平秀信

追伸:
ナチュラル系の肉体を目指しています!






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